フラシティいわき

いわきフラレポート

IWAKI HULA REPORT
フラシティいわき インタビュー Vol.001

いわきハワイ交流協会 会長 鈴木常雄さん

フラシティいわき インタビュー Vol.001 いわきハワイ交流協会会長 鈴木常雄さん

Q: 「いわきハワイ交流協会」について教えてください。

 会の設立は、1989年(平成元年)、今年で30年になりました。

 ハワイアンズのダンシングチームを指導されているカレイナニ早川先生から、ハワイが好きな人たちが集まって、ハワイと交流する団体を作ったらどうか、と提案を受けたのがきっかけです。

 会発足時の大きな目的は、いわき市とハワイの都市とで姉妹都市を締結することでした。それを目指して、民間レベルの交流を始めました。

 「いわきハワイ愛好会」の名前でスタートした会は、活動を重ねるにつれて「いわきハワイ交流会」となり、さらに現在の「いわきハワイ交流協会」となりました。

いわきハワイ交流協会 鈴木常雄会長01

Q: カウアイ郡との国際姉妹都市締結までの流れを教えてください。

 ハワイ州カウアイ郡とのつながりは、前々郡長だったマリアン・クサカさんを訪問した1992年(平成4年)にさかのぼります。訪問の直後、ハリケーン・イニキがハワイ州を直撃、カウアイ島も大きな被害を受けました。

 いわき市からは、スパリゾートハワイアンズをはじめとする訪問団が復興支援を行いました。それをきっかけに、「カウアイ日本文化祭」へ招待いただくようになり、毎年参加する交流へと発展していきました。

 そして、2011年(平成23年)の東日本大震災で、いわき市が大きく被災したときには、カウアイ郡から支援のお返しをしていただきました。支援のつながりは、互いの絆を一層強くし、2016年(平成28年)のいわき市市制施行50周年の折、国際姉妹都市締結が叶いました。

 ここに至るまでは、訪問を繰り返すばかりでは成果が見えないなぁと、活動の停滞を感じたときもありましたが、こつこつ積み重ねてきた民間交流が実を結び、本当に良かったと思います。

いわきハワイ交流協会 鈴木常雄会長02

Q: 鈴木会長ご自身として、活動を振り返られてどうですか?今後の目標は?

 最初は、旅行会社の仕事として携わっていた感覚が大きかったのですが、徐々に仕事とは別な気持ちで取り組むようになってきました。

 若いころから移り気だった自分の性格を振り返っても、ハワイとの交流をずっと長くやってこられたのは、シンプルに好きだったからだなぁと思います。プライベートでハワイに行くことも多いですし、ハワイに行くと頭がすっきりするような気がしますね。

 これから先、いわきとハワイの交流がもっともっと盛んになって、若い世代が色々な形でつながってくれたらなぁと思います。野球やサッカーなどのスポーツ、音楽やフラなどの文化、カウアイとのフラの交流ももっと盛んになってほしいです。

 フラの発祥地・カウアイと、日本のフラ文化発祥の地・いわきの橋渡し役として、今後も少しでも協力できたら良いと思います。協会としても、次の世代を育てて、交流の活動を未来へつなげていきたいと考えています。

 協会としても、次の世代を育てて、交流の活動を未来へつなげていきたいと考えています。

いわきハワイ交流協会 鈴木常雄会長03

【インタビュー:2018年(平成30年)9月】

 

◆ インタビューの様子を動画でご覧いただけます。

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